オキザリスは、普通葉が3枚で、葉の形は白詰草(クローバー)に似ていますが、雑草のカタバミOxalis corniculataの仲間です。ドイツやフランスでは、「Goodluck plants」と呼ばれ、新年の贈り物になるとか。
園芸種は種類がたくさんあって、いずれも個性がありとても美しい花が咲きます。花色も、白、黄、橙、ピンク、濃桃色と多彩です。いずれも、コンパクトでコンテナで育てるのに向いていますが、地植えできる品種も多くあります。生育は旺盛で特に手入れをしなくても毎年花を咲かせてくれ、一度植えると球根がどんどん自然に増えていき育てやすい植物です。しかし、日当たりが悪いと花が咲きにくくなります 。
属名のOxalis(オキザリス)は、ギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」が語源で、 葉や茎に蓚酸(しゅうさん)を含み酸味があることから付いています。主に秋に花を咲かせる球根性の植物ですが、春咲き、夏咲きの品種もあります。開花期が少しずつ違うので、取り混ぜて植えれば、花の少ない時期に長く楽しめます。よく日光に当てることと、乾燥気味に管理するというポイントを押さえておけば比較的簡単に栽培することができます。 開花するのは昼間だけで、夜は閉じます。日陰になったり、曇りの日は花を閉じる性質があります。耐寒性もあり、暖地では露地で冬を越します。それ以外のところでは、軽く霜よけをする程度で十分ですが、寒さに弱い品種もありますので注意します。
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