北風が吹くころでも、ふんわりと優しい色で咲くかわいらしい花です。コスモスとは別の種類ですが、花の咲いている姿が似ているので、ウインターコスモスと言う名前がついています。
ちょうど、コスモスの花のシーズンが終わり、入れ替わるようにウインターコスモスの花が咲き始めます。寒くなってからも花つきは衰えません。株元に広がる羽状の濃緑の葉や花茎がしっかりしていて、コスモスに比べると硬い印象を受けます。
属名のBidens(ビデンス)は、ラテン語のbi(二)+dens(歯)が語源で、実に2本の歯のようなとげがあることに由来しています。ビデンス自体は200種類ほどもあり、ウィンターコスモスと呼ばれるものは数種あります。
開花期は10月から12月くらいです。現在流通するものは這性タイプ(Bidens aurea横張りで矮性のもの)と高性タイプ(Bidens laevis)があります。開花期、草丈に関しては品種によってだいぶ違います。強健で、耐寒・耐暑性もあり、よく茂ります。極端な乾燥だけを避けます。土質なども選びません。しかし、放任しておくと茎が伸びすぎて2mくらいになる時もありますので、夏には刈り込むようにします。寒風に当たると傷むので、寒冷地では保護が必要です。
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