庭植え:植え付けの適期は樹種によって異なりますが、多くの樹種は3〜4月くらいです。夏の暑い時期は避けます。風通し日当りのよい場所に植えることが一番大切です。何本か植える場合は生長を考えて、密になりすぎないよう間隔をあけて植えます。また、生長の早いものと遅いものがあるのでバランスを考えて位置を決めます。
まず、植える場所の土をやわらかくしておきます。
?腐葉土と水はけの良い鹿沼土を1対1の割合で混ぜ、掘り返した土と同量程度の用土をつくります。水はけが悪い場合には軽石を混ぜます。
?根鉢よりも2〜3まわりほど大きめに穴を掘り、
?掘り返した土と作った用土を混ぜて穴に入れ、苗の根の上部が少し出るくらいに調節します。ビニールポットの苗はポットをはずし、根巻き苗の麻布(ジュート)はいずれ腐りますのでそのまま、不織布の場合は腐らないので、切り取るか、底と横に切込みを入れて植えつけます。
?土を入れ終えたら、穴の周囲にドーナツ状に土を盛り、水鉢を作っておきます。幹に沿ってまっすぐに支柱を立て、ひもで2か所ぐらいを結び付けます。
?水鉢に十分に水をはり、様子を見ながら何回かに分けて水を入れます。植え付け後は、大きさの目安を3年後ぐらいにおき、そのときに予想した状態になるように手入れをしていきます。
鉢植え:用土は赤玉土(中粒以上)が5〜6割、腐葉土が2割くらい、鹿沼土かピートモスが2〜3割で、しっかり混ぜて使います。鉢底にメッシュを敷き、その上に大粒の赤玉土を敷き、用土を入れて、苗の根が少し出るように調節しながら、苗を用土で埋めます。苗の植え方は庭植えの場合と同様ですが、鉢植えでは特に根の状態を良く見て、ルーピングしているような場合は、植え付けの適期であれば太い根や回っている箇所を少し切って植えます。時期が悪いときはそのまま植えます。支柱を立て、たっぷりと水をやります。 |